神事・祭典・催事

年間行事

1

1月1日
6時
元旦祭

大晦日より元日の夕方まで、境内では初詣の参拝者に甘酒・御神酒を振る舞い、テントではだるまを、拝殿授与所では御札・御守・縁起物を頒布しています。授与所は、2日3日の日中も開いていますが、一年の初めに神社にお参りし、一年の幸せをお祈りします。
会社や店舗など、仕事始めに当たり職員皆さんで神社にお参りし「新春祈願祭」も行われます。

元旦写真

2

2月11日
10時
建国祭

2月11日は「建国記念の日」、戦前は「紀元節(きげんせつ)」と言われていました。「紀元」、歴史上の年数を数える基準です。それを、2月11日に定めた意味は、西暦紀元前660年の2月11日に奈良の橿原(かしはら)の里に、日本初代の天皇陛下「神武天皇(じんむてんのう)」またの御名を「神倭伊波礼毘古命(かむやまといわれひこのみこと)」が御即位した日とされているからです。2月11日を「建国をしのび、国を愛する心を養う日…建国記念の日」と定められ「建国祭」を行っていますが、混沌としていた世の中をまとめられ日本の初代天皇陛下として御即位された「神武天皇」のご功績をお称え申し上げ、建国されてから長い長い歴史の間その時代時代を生き活躍された先人、今の平和な日本という国の礎を支えてこられた私たちのご先祖様に想いを馳せると共に、日本という国、文化に誇りを感じ改めて感謝申し上げます。

2月写真

4

4月初旬
新入学児童安全祈願祭
4月20日
10時
祈年祭

三大祭の一つであります「祈年祭」、「祈る」「年」の「祭」と書きますが、「年」という字には「穀物・稲」といったような意味が出てきます。「一年」というのは、稲作のサイクルから来ています。農耕民族であります日本人が、昔から年の初めに「秋には豊作の内に収穫の時期を迎えられますように」とお祈りする祭が「祈年祭」です。今では時代が時代ですから、農業だけでなく工業や商業あらゆる産業の発展をお祈りいたします。

4月写真

6

6月30日
15時
夏越大祓式並びに茅の輪神事

「大祓式」は半年に1度行われるお祓いの儀式ですが、半年の間知らず知らずのうちに身についた罪や穢れをお祓いし、次の半年間を清々しい心と体で過ごすためのお祓いの式です。神道での「ケガレ」は、汚いもの…という意味では無く、元気では無い状態になる「気枯れ」をお祓いすることを意味します。また、「夏越大祓式」には、お盆にご先祖様の御霊をお迎えするにあたり心身を清めるといった意味合いもあります。「夏越大祓式」のあと「茅の輪(ちのわ)神事」を行いますが「水無月の 夏越の祓する人は 千歳の命 延ぶというなり」という古歌を歌いながら参列者と一緒に茅の輪をくぐり、無料息災をお祈りします。

6月写真

8

8月1日
9時
敬老祭

こちらの対象は大宮五十鈴神社の氏子5区の高齢者クラブの皆様です。各区交代で、毎月始めに境内清掃奉仕をいただき、その御礼も込めて行っている「敬老祭」、長寿に感謝申し上げ、これからの更なるご長寿と健康をお祈り致しております。
また8月には、9月の例祭に向け準備や練習が本格的に進められ、三国筒となる御神木の見立てや伐採、獅子練りやお囃子の練習などが始まる季節でもあります。

8月写真

9

9月23日(秋分の日に合わせて動きます)
宵祭

大宮五十鈴神社例祭は5区の皆様が3耕地に別れ、3年に一度年番として祭典をご奉仕いただきます。年番耕地により時間が異なりますが、宵祭の日の早朝「神迎え神事」に始まり、一連の行事・祭事が行われ、獅子練りが氏子区域内を練り神社に到着し、夕刻、御神前に練り込み獅子の首が討ち取られ次年度に引き継がれて「宵祭」が行われます。「宵祭」の中では、「浦安の舞」が奉納されます。神社が暗闇に包まれた頃、「初三国一煙火」「大三国一煙火」が境内を彩ります。

9月24日(秋分の日の次の日)
10時
例祭

一年で最も重要な祭典「例祭」、神社に由緒のある日に行われる「例祭」ですが、当神社では9月24日と定められています。私たち人間は、他の生き物の命をいただき日々生かされています。「いただきます」「ごちそうさまでした」、小さな感謝を繰り返してはいますが、大自然の恵みの象徴である神社の神様に、大きな形で一年に一度感謝を表すのが「例祭」です。

9月写真

11

11月毎週土曜日・日曜日
10時~13時
七五三まいり
11月写真

12

12月1日
10時
新嘗祭

三大祭の一つ「新嘗祭」、春の「祈年祭」に相対し一年の恵み収穫に感謝をするお祭で、全国的には11月23日の「勤労感謝の日」に行われています。私たちは1人では生きていかれません、改めてそう考えると何をするにも限りない物・人の恵みにより生かされていることに気付きます。身のまわりの物に感謝、その物を作ってくれている人へ感謝、その物が出来る課程で使われている物に感謝、あらゆる恵みに感謝するのが「新嘗祭」です。宮中では、天皇陛下が五穀の新穀を天神地祇(てんじんちぎ・あまつかみくにつかみ)にお供えし、そして自らも食し、その年の収穫に感謝するお祭りで、この日にあわせて各地の神社でも行われているお祭です。「勤労に感謝」、「労働」の位置づけを考えてみますと「旧約聖書」には「アダムとイブ」の禁断の果実の有名な記述にあるように、「労働」は犯してしまった罪に対する罰として与えられた「苦しみ」という位置づけでありますが、我が国では天皇陛下自ら春には苗を植え、稲を育て、米を収穫するという労働をして、「労働」の位置づけを「喜び」「嬉しみ」「楽しみ」働ける幸せと位置づける、それが日本であります。だからこそ「勤労感謝」という言葉・祝日が出来たことがわかりますが、今の日本の発展・平和に繋がった大切なお祭です。

12月29日
10時
師走大祓式

6月30日の「夏越大祓式」から半年、知らず知らずのうちに身についた罪や穢れをお祓いし、次の半年間を清々しい心と体で過ごすためのお祓いの式であり、「師走大祓式」はお正月に祖霊と歳神さまをお迎えするにあたり、心身を清めるお祓いの式のことをいいます。一年の終わりに家を大掃除するご家庭が殆どだと思いますが、これは大掃除をして御先祖様と歳神様をお迎えするためのものです。門松や注連縄で玄関を飾るのも同じです。同じように心と体の大掃除、これが師走大祓式です。

12月写真

大宮五十鈴神社例祭

獅子練り

獅子練りの由来は、「昔、村に野荒しにやってくる大獅子に困り果てた村人が、獅子に酒を飲ませ、天狗・鍾馗・おかめ・ひょっとこ等に変装し笛や太鼓で囃し立てて神社へ誘い込み、押さえつけて首を切り落とし御神前に捧げた」という物語からきているようです。「獅子」は氏子区域中を練り歩き、最後に神社前で頭を獅子切りと呼ばれる剣士によって切り落とされ、切り落とした獅子頭を御神前に奉納し、宵祭の神事が始まります。

  • おかめ
    おかめ
  • ひょっとこ
    ひょっとこ
  • 獅子練り「獅子切り」
    獅子練り「獅子切り」
  • 大黒様・恵比須様・赤鬼・青鬼
    大黒様・恵比須様・赤鬼・青鬼
  • 天狗様・鍾馗様
    天狗様・鍾馗様
  • 白狐
    白狐
  • 例祭「浦安の舞」
    例祭「浦安の舞」
  • 練り込み
    練り込み

三国煙火

宵祭りの後、境内では「三国煙火」が、遠く夜空には「打上煙火」が、祭りに彩りを添えます。
この花火は「三国一」と呼ばれています。三国一とは、瑞穂の国(日本)・唐土(中国の昔の呼称)・天竺(インドの昔の呼称)の三国で最も優れていること、また世界で一番すぐれていることの意味にも用いられています。昔から大宮五十鈴神社の氏子の皆さんが、当神社の「三国煙火」が世界一の花火と自負してきた表れではないでしょうか。
花火に「三国一」と名付けた祖先の点を衝くような心意気が、連綿と受け継がれてきた伝統の重みを感じさせてくれます。是非、9月23日には当神社へお越しいただき、肌でこの興奮を味わってみてください。

  • 三国競い隊
    三国競い隊
  • 三国神迎え
    三国神迎え
  • 初三国一煙火
    初三国一煙火
  • 小三国一煙火
    小三国一煙火
  • 大三国一煙火
    大三国一煙火
  • 大三国一煙火
    大三国一煙火

動画

上伊那の伝統的な奇祭、大宮五十鈴神社例祭。
盛大に行われる獅子練り、三国煙火を動画でご覧ください

寄席

大宮五十鈴神社社務所におきまして、年4回ほど(季節毎に)落語会「ひねもすゆるり」を開催しています。
これまでには、春風亭一之輔師匠、三笑亭夢丸師匠、柳亭こみち師匠、入船亭小辰さん、上方講談師の旭堂南湖さんが訪れ次回で28回目を数えます。

雅楽

上伊那の神職さんを中心とした雅楽会「伊那雅楽会」では、一般の皆様の参加(雅楽演奏)も募集しています。毎月第2第4木曜日18時より、大宮五十鈴神社社務所にて練習していますので、事前にご連絡の上ご参加下さい。
小中学校での演奏会、老人ホームなどの慰問演奏会、敬老会などでの演奏、もちろん神社祭典での演奏など行います。

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親守詩

「親守詩」とは、子供が歌った5・7・5の上の句に、親が7・7で歌い返し、「感謝」と「親心」を表現する、親子の“キャッチボール短歌”です。



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